【インタビュー】SIMONS 前澤選手
2部8位のSIMONSと3部3位のJungeBlatterの対戦。学生チーム同士の戦いは両チームともによく声をだし、アグレッシブなプレーの連続となった。個の能力が高いJungeBlatterは前半4分に14松崎選手のゴールで先制すると、前半はJungeBlatterペースで折り返した。ここで観客からの応援団の期待に何とか応えたいSIMONSに火がつく。積極的に前に人数をかけると、後半2分、後半4分とファーサイドにいるプレーヤーもとへボールが転がる場面が続き一気に逆転。その後も一進一退の攻防が続くも、後半17分にSIMONSキャプテン17前澤選手が試合を決定づける追加点を決めて勝負あり。見事、SIMONSが勝利をおさめ2部残留を決めた。
SIMONSの3点目を決めた17前澤選手にインタビューを実施した。
―勝利おめでとうございます!まずは本日の試合の感想を伺いたいです!
先制される苦しい展開でしたが、全員が諦めずに戦い、逆転してしっかりと残留を決めることができてよかったと思います。
―試合を振り返りたいと思います。まずは前半を振り返ると早い時間帯に先制され、その後も相手の時間が多いように感じました。どんな心境でしたでしょうか?
ボールを持たれる時間が長かったのですが、チャンスをいくつか作ることができていたので焦りはあまりありませんでした。ベンチからも逆転を信じる声掛けがされていました。
―その後一転して後半はSIMONSペースの時間が長かったように感じます。ハーフタイムはどんな修正を行ったのでしょうか?
前半は仕掛ける選手があまり多くなかったのでその回数を増やしていこうという意見が出ました。あとは、とにかくチームの雰囲気を上げる為にプラスの声掛けをみんなで心掛けました。
―観客席からもSIMONSに向けて「ファイトー!」に声がかかっておりましたね。SIMONNAの皆さまでしょうかね、応援にはいつも来てくれるのでしょうか?あの声援は力になりましたか?(SIMONSは愛知教育大学 フットサル部、SIMONNAは愛知教育大学 女子フットサル部 )
今日応援に来てくれていたのはSIMONSの引退した3年生や4年生、あとはメンバー外の選手、あとはマネージャーでした。今日はSIMONNAは別の大会に参加していたので残念ながら来ることができませんでしたが、普段は応援に来てくれることが多いです。確かにあの応援は力になりますね。あの応援のおかけで選手は気持ちよくプレーすることができるので。実際、今季の大学選手権も応援の力が大きかったので。SIMONNAさんが来てくれればもっと会場をホームの雰囲気に持っていけると思います。
―3点目の前澤さんが決めた得点について。時間帯的にも試合を決める上で非常に重要なゴールだったと思います。振り返っていかがでしょうか?
あの場面は縦のスペースが空いていたし、その前のシーンでも突破出来ていたので仕掛けられてよかったです。シュートはとにかく夢中で打ちました。自分の持ち味である速いシュートがいいコースにいってくれたのでよかったです。自分自身公式戦初ゴールだったので重要な試合で決めることができて嬉しかったです。
―キャプテンマークを巻いてこの入替戦に挑んだことについて、どう感じていましたか?
プレーではお手本になれない分、チームにプラスになることをやろうと考えていました。自分はキャプテンの器ではないのですが、キャプテンマークのおかげで自分が中心になって盛り上げないといけないという気持ちと思うことができました
―本日の結果により来期もチームは愛知県2部リーグで戦います。来期のメンバーは大きく変わるのでしょうか。来期に向けて心境を聞かせてください。
4野田、13杉岡、19中村は3年生なので今回の試合をもって引退しますが、それ以外のメンバーは来季も残ります。
来季は今季のような結果にならないようにこのオフの期間で基礎からやり直していきたいと思います。厳しい戦いが予想されますが、2部リーグ優勝と全日本大学生フットサル選手権出場を目標にして努力していきたいと思っています。
―ありがとうございます!おめでとうございます!
試合終了直後の前澤選手、喜びと安堵が混じった表情が印象的だった。たくさんの人の気持ちを背負って結果が求められる入替戦を経験したこととはきっとSIMONSと前澤選手の成長に繋がるものだろう。来期のSIMONSにも注目していきたい。