【インタビュー】P’s high 西口監督

Compinche 対 P’s highは来期1部リーグの座を争う試合。接戦も予想されるカードは蓋を開けてみればP’s highが一方的に攻める展開で前半5分までにP’s highが3得点をリードとなった。しかしここからCompincheの反撃が始まる。右サイドからのキックインのチョンドンで連続得点を上げると、後半開始時からパワープレー。持ち前の個の能力を存分に発揮しペースを掴む。しかしP’s highも集中した守備で要所で足をのばし守っては、後半14分、17分に29福島選手が連続得点で突き放す。終わってみれば6-3でP’s highはCompincheを下し見事勝利、1部昇格を果たした。
今シーズン限りでチームを去るP’s highの西口監督にインタビューを実施した。

 

 

―本日の試合6-3という結果でした、まずは感想を伺いたいです!
普段6-3ということはなかなかなくほとんど2-1とれても3点で、全日本も含めて普段のリーグ戦であまりなかったので自分たちの流れでできなかったのかなというのが正直な意見です。見てもらった通り、3点取ってその後の運びが上手くいかなかったからクロスしちゃうゲームになっちゃいました。正直、相手のペースでやってたところは反省していかないとで、1部に上がった時にあのレベル以上の相手と戦うと考えると今のままじゃだめだなと反省点が大きかったと思います。


―気になったのが右サイドからのチョンドンで同じパターンの2失点がありました。ハーフタイムに修正はどのようにしましたか?
ポジショニングの部分ですね。結局やられ方一緒で反省して改善しなきゃいけないのだけどもできてなかったので、まずは基本的なこと、声掛けをしてポジショニングは常に意識して、というのは話しました。


―後半入ってしばらく相手のペースだったかと思います。どういう心境でゲームを見ていたのでしょうか?

もともと自分たちがボールを持って支配してというタイプのチームではないので、ディフェンスが良くて組み立てていくチームなのでそこは全然気にしてなかったです。むしろ持っててもらうのが自分たちのペースなのかと思ってました。


―むしろ3-0は想定外のリードというところでしょうかね。

言い方悪いけど、去年の全日本Jack futsalに負けた試合でも先に3点取ってしまって最後は6-7かな、で負けてしまった。失い方が悪かったと思うし、選手はそういうの慣れていないせいかもっと楽にできるのだけれどもというのが、今後の課題かなと。相手の時間帯とこちらの時間帯とペースがあると思うんですね、その時にどれだけミスをせずに点を決めれるかだと思う、上に行けば行くほど自分たちの時間が少なくなるし。
後半見てもらってわかると思うけど、シュートまで行けてない。(※後半開始時からCompincheは5船谷選手をゴレイロにおきパワープレー)見てたら後半相手はフィールドがキーパーだから、打てば本来入るはずのに指示を伝えきれなかったと思います。それをわかってやれていなかったし、行動に移せれていなかったのは僕の責任かなと思います。


―残り5分5-3になった時点で相手もゴレイロも上がってきて、苦しい時間もありましたね。

パワープレーは事前に情報にあり、ディフェンスの方も事前に練習してたので想定内でした。もっと早くくるかなと思っていましたけど。前の二人がもっとプレッシャーをかけてほしかったのもありますが、最後よく体を張って守ってくれました。


―本日の試合のキープレーは誰かいますかね?

やはり守備の部分で99の重藤で、攻撃の部分ではレフティの泰平(32及川選手)かな、最後は(第2PKで)ホームランを打ってたけども。笑 それ以外もスピードがあったり怪我で出れてない子もいるし、1部行ってから楽しみにしています。


―試合についてよくわかりました。話変わりますが、西口さんの来期について。
笑。2年ここにお世話になって、みんなには申し訳ないのだけども、最低限の結果かな。。最低限の結果で去ることになります。やっぱりいい意味でも悪い意味でも変わるのかなと思います。もっといいチームになる可能性もあると思うので今後ファンとして応援していきたいと思います。


―来期の一部で戦うP’s highの皆さまにメッセージをお願いします!

2年間かけて何とか東海リーグにチャレンジしてほしいなと思っています。1年で1部の真ん中くらいにいれば環境が育ててくれると思うので、2年目で自分たちの力を出してチャレンジしてほしいです。東海リーグ行ってもらうのが僕の願いです。


―ありがとうございます!P’s highと西口さんの更なる活躍に期待しています!

 

 

相手のペースの時こそ丁寧なコミュニケーションで守備の修正をしていた西口監督。本人の口からは”最低限”という言葉だったが見事昇格という結果をもたらした功績は大きいだろう。最後の試合、ベストな形で監督を送り出したP’s highが来期以降どう変わるのかも楽しみだ。