【愛知県1部第2節インタビュー】F・S・D翔 富田 大輔選手「相手の若さと運動量でやられないようにと思っていましたが、話し合いをしっかりして、戦術の確認ができていた」
前半、相手の攻撃を身体ではじき返しきった富田選手
愛知県1部第2節の第1試合、名古屋オーシャンズ U-21 - F・S・D翔は朝一の試合ながらも非常に気温が高い環境下で実施された。試合は開始直後から身体のぶつけ合いがあり、名古屋オーシャンズ U-21がファールを重ねる展開に。そんななかF・S・D翔の深谷選手が中央からのドリブルシュートで先制。名古屋オーシャンズ U-21も宮川選手、美馬選手を中心に積極的にシュートを打つも集中を切らさないゴレイロ富田選手が立ちはだかり決めきれない。後半立ち上がりに名古屋オーシャンズ U-21がたたみかけて1点を返すも、その後はF・S・D翔持ち前の後半の強さが徐々にあらわれ決定機を演出。相手のパワープレーにも落ち着いて対応すると、後半からの出場のF・S・D翔ゴレイロ渡邉選手のパワープレー返しが決まり試合は決定的に。終了間際に名古屋オーシャンズ U-21がコーナーから決めて意地を見せるも終了のホイッスル。4-2でF・S・D翔が勝利した。
この試合、前半相手の攻撃をゴール前でシャットアウトしたF・S・D翔ゴレイロ1富田選手に話を伺った。
―お疲れ様でした!まずは試合の感想を教えてください!
こんなオッサンがインタビューなんて、チームメイトに申し訳ないです。とりあえずは開幕初戦からの勢いのまま勝てて良かったと思います。
―朝から非常に気温が高い状況でした。特に集中を切らすわけ行かないゴレイロは大変だったと思います。本日の自分のプレーを振り返っていかがでしたでしょうか。
まず、自分はチームの練習には参加できてません。試合だけ出させてもらってるにも関わらず、戦力にすらなれず、自分のミスでこれまで何度もゲームを壊してきたことがありました。とりわけ、自分だけの凡ミスは、勢いやチームのテンションを落とすことになって、ゲームが壊れてしまうので、凡ミスがだけはしないように心がけてます。
その点では、今日は凡ミスなくできたと思います。
―後半、ゴレイロが渡邉選手に変わりましたが、チームは勢いが落ちることなく勝ちきりました。しかも渡邉選手のパワープレー返しもありました。ベンチからは後半どのような気持ちで味方やゲームを見ていたのでしょうか。
自分はもう30代後半のオッサンですし日頃からあまり動けていないので、今日のような蒸し暑いコンディションでは、前半で一杯一杯でした。自分は、基本的にフットサルのIQも低いですし、オッサンなので、あまり口を出さずに、若い子に任せてます。
今季から加入した渡邉選手は、自分と違って、若くて動けるゴレイロらしい選手ですので、何も心配していませんでした。暑くてコンディションがよくなかったので、ケガだけないようにとは思って見ていました。
今日は今までの翔では、あまり見られないロースコアでの試合展開になりました。オーシャンズU21は、去年負けていましたので、相手の若さと運動量でやられないようにと思っていましたが、人数が少なかったにも係わらず、話し合いをしっかりして、戦術の確認ができていたので、安心して見ていられました。
リーグ戦だけに最後の1点は勿体無かったかなと思いますけど、それは、翔の愛嬌ということで。
―富田さんはどっしりと構えてるタイプのゴレイロだと思いますが、自分の強みはどこだと感じていますか。
自分はフットサルのゴレイロというより、サッカーのキーパーでしかありません。ですので、ゴレイロのような柔軟な動きはできませんし、足元もうまくないです。そうなると、ゴール前にどっしりとなってしまいますよね。ですので、強みなんてそんなもんはありません。
けど唯一、キーパーの経験から正面の胸辺りのキャッチは自信持ってます(笑)
―次節、2連勝同士のFC JOYFUT戦への意気込みをお願いします!
チーム的には2つの連勝を3つに延ばせるように頑張ります。個人的には、チームの負担にならないように少しでも減量して動けるようにします。
―ありがとうございます!
前半はシュート数でほぼ互角の相手の攻撃をシャットアウトし、後半は味方を信頼しながらベンチから試合の様子を見守った富田選手。F・S・D翔はドリブルで仕掛けてリズムをつくるスタイルだが、チームが攻め気なのは後ろに頼れるゴレイロがいる証だ。攻守のバランスにも注目しながらF・S・D翔の躍進を応援したい。