【コラム】スペインフットサル留学
コラム
様々なフットサラーとフットサルデザインとのコラボレーション企画。寄稿記事です。
本コラム寄稿者 | |
村松裕樹 スペインサッカー協会公認フットサル指導者レベル1|ユニアオU-12監督|ユニアオU-15監督|ユニアオU-18監督 |
スペインフットサル留学
ユニアオの村松と申します。フットサルデザインの特別コラムとして連載させてもらえることに大変感謝しています。
この連載は、私たちが取り組んでいる3/2から4/4までの1ヶ月間のスペイン短期留学についてです。フットサルの本場の一つであるスペインのことをシンプルに伝えていけたらと思います。
私はスペインで2年の生活をして帰国、それから毎年この時期にスペインを訪問しています。当初の目的は自身の学びや楽しみだったのですが、そこから少しずつ変わってきて、選手たちがスペインでフットサル留学をすることが目的となってきました。
この1ヶ月というのは初めての試みです。対象の選手や監督は、ユニアオに限らず募集をしましたが今回はユニアオのみとなりました。1ヶ月に限らず、2週間とか3週間という要望にも対応することはできるので、もしよければご相談ください。
この連載第一回は、久しぶりにスペインに来て感じたことを綴らせてもらおうと思います。
この週末は試合観戦を行いました。柴崎岳選手がいたレアル・マドリード対ヘタフェというサッカー、そしてスペイン2部であるリバスのフットサル、最後にはまたサッカーでスペイン2部アルコルコン、このような感じでこの週末を締めくくりました。
1日目、サンチャゴ・ベルナベウでのサッカー観戦。サッカーにはスペイン文化が詰まっています。非常に遠い席での観戦でしたが、遠い席からでも声が届かなくて自己主張するのがスペイン人でした。ほぼ野次です。
到着した日だったので、その前に生活の準備や休息を行いました。フットサルがテレビでやっていることすら、感動するひとつのことです。テレビでしたが、すごい試合を観れました。
現地での生活はホテルではありません。アパートを借りて生活をしています。現地で生活を体験することは、この1ヶ月留学での醍醐味です。必要なものは買わなくてはいけないし、なんとかしないといけない。それにしても、いちいちおしゃれです。
2日目は、まずスペインリーグ2部の試合。監督が退場して後半からリバスのベンチは監督不在でした。それくらい、前半から白熱していました。会場の全ての人たちが大きな主体性を持って取り組んでいることを、ひしひしと感じました。だからこそ感動しました。でも、スペインの悪さ(?)が出て日本の良さ(?)を感じたとも言えます。真逆な国柄。
スペイン2部アルコルコンの試合。大きなスタジアムとは言えませんが、トラックがなく楽しめる会場。ボールの動きや激しさが日本のサッカーよりも私たちを楽しませてくれているように感じます。
実はすでに空港で感じていたことなのですが、いつの間にかクローズになっているような自分と逆にオープンなスペイン人。オープンなスペイン人の行動に戸惑ったり、オープンであるからこそ自己主張が必要とされることを感じています。日本は、国の地理的な特徴からか、教育的な特徴からか、クローズな傾向があるのかもしれないなぁと思いました。だからこそ、海外に行動する力をいつも持っていることで、日本のみんなが世界を見るきっかけを与えられることは私ができることなのかもしれないです。