【AFSL1部2019 第9節インタビュー】voce e amador/イナスタ 川畑 良介選手「長年支えてくれた選手と一緒に優勝の瞬間をピッチで迎える事ができて嬉しく思いました」
重圧にも負けず優勝を呼び寄せるパフォーマンス 川畑選手
愛知県1部リーグ第9節、優勝に王手をかけたvoce e amador/イナスタはFreccia Okazakiと対戦。試合は落ち着いた立ち上がりから始まる。Frecciaは攻守の切り替えが早く、野々山選手や岩瀬選手など個人スキルの高い選手が仕掛けると、ヴォセも吉田選手、中島選手を軸にサイドからクロスを送り込む場面が続く。すると、前半5分にヴォセ吉田選手が左からのボールを詰め込み先制。その後はなかなか互いに決めきれない時間が続くも前半15分Frecciaが反撃。ゴレイロキャッチからの素早いカウンターで岩瀬選手が冷静に蹴り込み同点にして、1-1で前半を折り返す。次の1点が試合を決定づける状況下で試合を動かしたのはヴォセだった。後半2分にコーナーからのボールを川畑選手が蹴り込み決めると、勢いづいたヴォセは後半7分にもゴール前の崩しから小川選手が決めて追加点。Frecciaも堀田選手の得意のカットイン、筒井選手の前線での躍動があるも集中したヴォセの守備網を崩し切れないまま時間が経過。そのまま3-1で試合終了。この結果により、ヴォセが開幕8連勝でシーズン優勝を決めた。
この試合、守備では対人力をいかし相手の攻撃をシャットアウト、攻撃でも正確なパス供給やシュートなど見ているものを惹きつけるプレーを見せたvoce e amador/イナスタ川畑選手に話を伺った。
-試合、お疲れさまでした!まずは3-1で勝利した試合について、感想を教えてください!
試合前からあえて自分たちにプレッシャーをかける為に、この試合で勝って優勝を決めるいうことを思いっきり意識して試合に臨みました。
その中で前半から多くのチャンスを作ることができましたし、ある程度ゲームコントロールしながら戦うことができたと思ってます。
-勝てば優勝という状況で、前半はチーム全体が少し慎重かなとも感じました!
1-1で折り返したハーフタイム、チームではどんな話したのでしょうか?
あまりうまくいっていないなと正直少し思っていましたが、そこでマイナスなメンタルになるマインドはチームにはありません。
少し意識させたのは、もう少し相手の状況を見て攻撃しようと言うことと、攻めている時も常にリスクマネジメントをしようということ。
そして残り20分優勝を決めようと言うこと。
-川畑選手のプレーについて。
1-1からの2点目はチームに勇気をもたらしたと思います!また切り替えの早い相手からボールを奪い返す場面などもありました!
プレーを振り返って、試合の自己評価では何点でしょうか?
チームとしては今日優勝を決める事が目標だったので100点。
登録メンバー全員を試合に出す事ができましたし、試合終盤には長い間チームを支えてくれた選手たちで終える事ができました。
長い選手は10年以上このチームにいます。その中でも長年支えてくれた6榊や18吉田、そして1番の在籍年数を誇る2山田と一緒に優勝の瞬間をピッチで迎える事ができて嬉しく思いました。
-今日の結果をもって今シーズンの愛知県リーグ首位が確定しました!が、まだまだ反省点もあると思います!
チームの更なる成長のために、修正したい点や期待したいところがあれば教えてください!
全ての面においてレベルアップが必要だと思っています。
それはチームとしても個人としても。
ただトレーニングの中でチームとしてやれる事は限られます。日頃のトレーニングの中で状況に応じたプレーを自ら選択できるようにより意識を高めていく必要があると思います。
そして入れ替え戦の時にチームの状態がピークになるように僕がチームをもっていけるかが非常に重要だと思います。
-最終節は名古屋オーシャンズ U-21が相手となります、意気込みをお願いします!
優勝は決まりましたが、消化試合にするつもりは全くありません。名古屋U-21は走力もあり戦術的にも多彩で非常に強いチームです。
その相手に対して、自分たちが思い描いたゲーム運びが出来るか非常に楽しみです。
また恐らく相手の高校3年生の選手達はこのチームでの公式戦が最後になると思うので、いい試合をしてお互い心に残る試合にしたいです。
(※2/22(土)に開催された名古屋オーシャンズ U-21戦でも相手の勢いにも屈せずに2-2ドロー。見事シーズン無敗を成し遂げた。)
-ありがとうございます!!
リーグ優勝決定の瞬間、仲間たちとピッチでハイタッチする川畑選手。リーグ優勝の重圧のなかで、流れを呼び込む2点をきめて勝利をたぐり寄せた。川畑選手の”存在感”は東海リーグ昇格を目指すチームを勇気づけているに違いない。